過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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31:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/29(火) 00:44:21.32 ID:GDLiPHVAO
 昔から、スレーチャーは野性的な嗅覚が備わっていた
 恐らくこの発言も、何となく感じ取ったというだけの話なのだろう
 だが、おかげで心が洗われたような気がした
 気に病んでも仕方ない、成るように為すしかないのだと思えたのだ

ホーマー「……感謝する、スレッグ」

スレーチャー「感謝するのは俺の方さ、司令」

ホーマー「グラハム・エーカーとか言ったか。覚えておこう」

スレーチャー「あぁ、司令殿のお墨付きとなればこちらも無理が出来る」

ホーマー「……無理をする前提か……」

スレーチャー「良い胃薬がある、飲みますかい」

ホーマー「薬は好かん」

スレーチャー「はっ、相変わらずだなあんたも」

ホーマー「今更性分は変えられんさ」

ホーマー「……」

ホーマー「彼女が今後、どんな道を選ぶかは分からない」

スレーチャー「ん?」

ホーマー「背負ったものはとてつもなく重く、受けた傷はあまりにも深すぎる」

 それでも彼女は生きていく
 生きていかねばならないのだ

ホーマー「だからせめて、あの子が選んだ道を……私は……」

ホーマー「……私だけは……っ」

スレーチャー「……」

 自然に、涙が溢れ出していた
 スレーチャーは何も言わず、肩を叩き頷いてくれた
 心の内に抑え込んでいた何かと共に視界は歪む
 だが、決意は揺るがなかった


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