過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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449:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:29:28.95 ID:J3/JFd5AO
フォン「その後の調査で、ヅダには構造上致命的な欠陥があることが判明し、採用は見送りとなったとさ」

デュバル「ぐぅ……っ」

フォン「あげゃげゃげゃげゃ!!」

 耳障りな高笑いと、搬入作業の音が混ざり合う。
 まるで、己が所業を責め立てるかのように頭に響く。
 手すりを掴み、折れそうになる膝を何とかして支えていた。

デュバル「貴様は、私を笑いに来たか……!?」

フォン「まっさか。そんな非生産的なことに時間は費やさん」

フォン「ただ気になっただけだ。何故現存する唯一のヅダが此処にあり……」

フォン「何故、当時実地試験で一番機を駆っていたあんたが此処にいるのか、な」

デュバル「っ…………!」

 一時、辺りの喧騒が消え失せたような錯覚を覚えた。
 フォンは真っ直ぐにこちらの眼を見据え、不敵な笑みを崩そうともしない。
 ほんの数秒、そのとてつもなく長い数秒の後、耐えられずに視線を外し、口を開いた。
 内なる呵責を吐くその様は、他人が見たらまるで懺悔のようであろう。

デュバル「ヅダは……当時の水準、いや、現行量産機と比較しても足るほどの性能を持って生まれたMSだった……!」


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