過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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57:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:21:29.57 ID:x6ZGLcOAO
 マリーダは頷き、メットを左から右に持ち替える
 僅かに距離が縮まる、自然なことだがつい背筋が伸びてしまうのを感じた
 彼女は直後に少し顔を伏せ、言葉を続けた
 憂いを帯びた顔には、えもいわれぬ艶が宿って見えた

マリーダ「ですが、やはりオーバーフラッグスを分けるのには少々不安が残ります」

グラハム「……懸念はもっともだと言わせてもらおう」

グラハム「此処はもう敵地、目立つオーバーフラッグが各個撃破される可能性も少なくはない」

マリーダ「……」

 これは、捜索部隊を編成する段階から危惧されていたことだ
 現状オーバーフラッグスがサイクロプスに並べるのは、決して個々の実力だけではない
 高い技量により徹底される新たなフォーメーション戦術、つまり空中変形戦術にあるからだ
 各個撃破を狙われる可能性は、十二分にあった

マリーダ「グッドマン司令からの要望とはいえ、やはり混成隊は我々には……」

グラハム「……どう足掻いても不安は拭えん、それは事実だ」

グラハム「だが今回、各部隊のイナクトにはGN粒子散布下においても電子戦が可能な偵察タイプを配備してある」

グラハム「発見が早ければ、いかにサイクロプスとてオーバーフラッグを易々と落とせはせんよ」

マリーダ「……はい」

グラハム「早期決着による地盤固めが優先とする司令の考えには、私も賛成だ」

グラハム「やるしかあるまい。他ならぬ我々の手で、な」


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