586:濃口醤油 ◆4jPnOLgqH.[saga]
2012/02/10(金) 21:25:22.72 ID:HR34lSUq0
男「ふぃ〜、やっと一段落か……夕飯時は相変わらずきついなぁ」
店長「いや男くん、ホールに出て貰って悪いね。今度奢りにでも連れて行くから、それで埋め合わせにしてくれるかい?」
男「いえ、恩返しだと思ってくれれば……店長は俺を正社員に推してくれた訳ですし」
男(正直に言うと早く家に帰りたいからなんだけどな。遅くなると猫子の奴が拗ねるし)
店長「いやいや私の力だけじゃないさ。前に店に社長が視察に来ていてね。君を見て一目惚れしたらしいんだよ。
そこで私が、社員を希望しているバイトの子だって説明したら、是非と言う事でね」
男「……もしかして、ずっと前に来ていた白髪のスーツを着込んだ……?」
店長「やっぱり分かるかい?社長は何時も袴を着込んでいるのに、視察だからといって背広を着込んでいるんだよ。
風格が有り過ぎて全然隠せていないけどね。まぁ、君が社員になれたのも、君の実力の内さ。
その内私よりも上の地位に言ってしまわないかヒヤヒヤしてるよ」
男「流石にそれは無いんじゃないですか?」
店長「私は息子のような君が出世してくれると嬉しいけどね」
男「あ……はい。それじゃ少し休憩入ってきますね」
男(流石にあそこまで期待してくれてる店長に、喫茶店を開きたいんですとは言えないなぁ……)
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