226: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/05(月) 00:14:00.15 ID:8La7/OCFo
「あの時、一方通行は本気で失望してたし、本気で怒ってた。垣根は人の話は最後まで聞けって怒鳴ってた。多分、なにか勘違いがあったんだ」
――なるほど、垣根さんが実験を受けたと思った一方通行が激怒……こんなところかな?
「今回の実験のことについてじゃないかもしれない、でも一方通行は決して自分の為に怒ってる様には見えなかった」
ミサカは上条の推測を聞きながら、心の中に温かいものが溢れてくるのを感じていた。
――あの二人は、ミサカと出会う前からこんなにミサカ達の事を大切にしてくれていたんだ……。
「俺には……人の為に研究所ぶっ壊す勢いで怒れる奴が、こんな……こんな酷い実験承諾するとはどうしても思えないんだ……」
「ですが、一方通行は実験に積極的ですよ?とミサカは口を挟みます」
「お前ら、何か大掛かりな舞台を演じてないか?」
「いません。とミサカは即答します」
上条はどうしても腑に落ちなかった。
あの二人が人を殺す事を良しとするような人間には見えなかったのだ。
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