908: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2012/04/18(水) 22:47:01.85 ID:NAZLefJIO
〜〜〜
「チッ……提案ってのはなンだ」
909: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:48:17.72 ID:NAZLefJIO
「はァ?それは―― 」
「そう、確かに天井亜雄の仕業だ。
だが、クローン技術は芳川桔梗のものだ。
910: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:49:55.91 ID:NAZLefJIO
「これは敬意だと、私はそう言ったがそれは一方通行、お前に対してのものではない。
私のプランを大幅に崩し、再構築を余儀なくさせたなんの力も持たないはずの一人の研究員への敬意だ」
アレイスターの声は明るい。
911: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:50:50.66 ID:NAZLefJIO
「一方通行、垣根帝督両名との邂逅はイレギュラーであった。
本来ならば一方通行だけとの邂逅のはずだったのだ。
そして、幻想殺しはそのあと崩壊した。
そこからの幻想殺しの変化は私でも予測不可能でね、あれは最近やっと安定してきた」
912: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:52:03.66 ID:NAZLefJIO
「ァン?」
「天井亜雄を裁判にかけた時……あぁ、安心しろ、判決は間違いなく死刑だ。
そして焦点はそこではない『禁止されているクローニングを行い、さらに非人道的な行いを繰り返した』というところだ。
913: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:52:40.65 ID:NAZLefJIO
「その研究員をこちらに引き渡せばこちらで“処理”はしてやろう。
お前には私に自分の捕まえたものを引き渡す義務はないがね」
―― そろそろこいつは舞台から消える時間だ。その前に、幻想殺しを動かす駒になってもらう。
914: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:53:58.55 ID:NAZLefJIO
〜〜〜
「ミサカちゃん、少し休め。お前は頑張りすぎだ」
915: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:54:42.64 ID:NAZLefJIO
「一方通行が見つかった時、お前が倒れてたら……意味、ないだろ?
ちゃんと休め、食え、沢山の妹達が出来なかった普通の生活をしろ、それはお前の義務だ。
そして、それはミサカが、沢山の妹達がやりたかったはずの事でもあるんだからさ」
916: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:55:15.71 ID:NAZLefJIO
「……大丈夫だ。ミサカがお前を、死んだくらいで見捨てるわけがねぇだろ。
今でも、お前の隣に、心に居てくれてる。
それに、俺もいる。芳川もすぐ近くの病院にいる。
一方通行だってこの街にいる。
917: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/18(水) 22:57:13.38 ID:NAZLefJIO
「ちがう……よ、泣けないんだよ笑えないのと同じで泣けない。
ミサカは垣根さんが大好き。
でも、一方通行の事も芳川博士の事も好きなんだ。00001号の事だって誰よりも何よりも大好きで、ずっとずっと大好きで……。
でも、死んじゃって、ミサカは生きててっ!
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