950: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/25(水) 19:33:34.02 ID:+SNSsMpMo
「もう、せっかくミサカ元気になったのに」
「……は、御坂遺伝子は強いな」
「そんな事ないよ。ミサカは一人では立ち上がれなかったもん、強いのはお姉さまとお姉ちゃんだよ……」
少しだけ、悲しそうに微笑んだ。
「それに! ミサカが立ち直れたのは垣根さんが居てくれたからだし」
だが一瞬で顔を輝かせ、垣根の額にタオルを当て汗を拭き取る。
この季節だと言うのに、垣根は汗だくであった。
「俺がお前に何をしてやれたんだよ……世辞はよせ」
「ずっと一緒に居てくれた。ミサカが縋り付いた時受け止めてくれた。
もし垣根さんが居てくれなかったら、ミサカは立ち直れなかったよ」
「……ミサカは何て言うかな」
「垣根さんはもっと自分を大事にしてください。
ミサカが大好きな垣根さん自身を垣根さんも大切にしてください」
声のトーンを落ち着いた物へと少し変え、ミサカ00002号はミサカ00001号の真似をした。
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