967: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/28(土) 02:38:28.89 ID:ZUJ42Ia1o
〜〜〜
「う、あ……」
「……」
小さなうめき声をあげ、倒れる男達の真ん中に、一方通行は立っていた。
その瞳は薄黒く濁り、カタカタと歯を鳴らす少女を見つめていた。
「あ、ありがとう……ございます」
少女は助けてくれたのであろう真っ白な少年にお礼をいう。
「……はやく、かえれ」
ゲームの決められた台詞しか話さないキャラのように、感情なく言葉を口にする。
少女は一瞬迷ったが、直ぐに走り出した。
その後ろ姿が見えなくなると、一方通行はまた闇に消えた。
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