970: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/28(土) 02:43:27.78 ID:ZUJ42Ia1o
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そのふざけた幻想をぶち殺してやるよ。
―― 上…条……?
あ、いつは……佐天涙子か?
一方通行は、路地裏でツンツン頭の友人と、何の恐れもなく自分に接してきた少女を見つけてしまった。
そしてその声と、形は今まで虚ろだった一方通行の意識をはっきりと表へ出させるにはちょうどいい刺激を有していた。
「馬鹿やろ……お前じゃ……勝てねェ…だろォ」
だが、一歩を踏み出せない。
彼らの前に出てしまったら一方通行はもう二度とこの街にいられなくなるのではないかと怯える。
「……もう、いやだ」
上条から視線を外し、うずくまる。
研究員を私刑し、一人泣いていたあの日のことを思い出していた。
ただ夢中に、憎いという感情に従い、命を奪うぎりぎりまで痛めつけた。
そして、気がついたら自分は泣いていた。
力では何も解決しない。残ったのは後味の悪さと悲しみだけであった。
その、恐怖と痛みを思い出していた……。
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