978: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/28(土) 02:50:23.95 ID:ZUJ42Ia1o
「初春が! 御坂が! 白井が!
俺にお前が帰って来ないって連絡してきたからだ!
みんな、お前がなにをやろうとしてるかすぐ察したみたいだった。
初春なんて泣いてたぞ? 佐天さんに何かあったらどうしようって」
「あ、初…春……」
「何も出来なくて歯がゆい気持ちは分かる、俺だって何も出来てないからな……。
でも、自分が傷つくような、そんな行動は起こさないよ。
なんでかわかるか?」
佐天は黙って首を縦に振った。
「私が……傷ついたら、傷つく人がいる……から」
「そうだよ、俺も最近やっとそれに気がついた」
「すみ、ません……」
「道は他にもあるんだ。絶対に!」
「……はい」
「お前は、自分のできることをちゃんとやっただろ?
だから、あとは俺達に任せとけ」
上条は、御坂が何か自分なりの答えを出したのならば、御坂が当然のように彼女の後輩を導くと信じていた。
だから、この四人は自分に誇りを持てる行動を起こしていると、信じていたのだ。
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