過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.12
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568: ◆WNrWKtkPz.[sage]
2012/05/15(火) 21:06:55.78 ID:eaGLKJHto

「ちょ、なにその態度!」

「き、桐乃、落ち着いて!」

この後も少し会話をしては桐乃に色々と文句を言われ、その度にあやせがフォローしてくれるということを繰り返した。

??????話し始めてから一時間くらい経っただろうか?
桐乃とあやせは読者モデルもやっているらしく、学校のことや仕事の話などを俺に話してくれていた。

「それじゃあたしはそろそろ帰るね。あやせも一緒に帰らない?」

話が一段落ついたところで桐乃がこう切り出した。

「確かに時間も時間だし2人とも帰った方が良いんじゃないか?」

日も傾いてきてるしな。

「桐乃、ごめんね?先に帰ってもらっても良いかな?」

「別にそれは良いけど……」

「本当にごめんね?」

俺はあやせと桐乃のそのやり取りをただなんとなく傍観していた。
桐乃はあやせの言葉に怪訝な表情を浮かべていたが、しぶしぶ引き下がったようで

「それじゃあたしは帰るけど、あやせに手を出したら[ピーーー]からね?」

なんて物騒なことを言い残して桐乃は部屋から出て行った。

「物騒なこと言いやがって……」

「もう桐乃ったら……」

あやせも苦笑いを浮かべている。

「ところでお兄さん、お聞きしたいことがあるんですけどいいですか?」

「ん?なんだ?聞きたいことって」

「お兄さん、何か隠し事してませんか?」

「え?」

そう言ったあやせの表情は何かを耐えているように見えた。
しかし“隠し事”ね……。

「なんでそう思うんだ?」

「……わたしと桐乃がお兄さんと話をしてるとき、お兄さんはどこか話に集中してるように見えませんでした。
 それにわたし達と話してる最中、何かを言おうとしてるのに何も言わないことを繰り返してるようにも感じました」

女の子ってこんなに鋭いものなのか?

「わたしが鋭いんじゃなくて、お兄さんがわかりやすいんだと思います」



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