過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.12
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◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:38:03.68 ID:c+4/7Sun0
「あんたもしかしてこれまで一度も武器を使ったこと無いの? 無いんだったらあんたは正真正銘のアホだよ。 この世界でその武器ほど便利な物は無いのに」
「どんなに便利でも自分を傷つけないと使えない武器なんて願い下げだ!!」
「はいはい、もういいから一回武器を出してみて。あたしもそんな珍しい武器は殆ど見た事無いからそこまで詳しくは分からないけどちょっとは分かるから」
そう言っておっさんは小さなナイフを懐から取り出す。チャキンッ………、という金属質な音がやけに遠く聞こえた。
以下略
604
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:38:43.27 ID:c+4/7Sun0
「あやせ、体はちゃんと動くか? どっか痛い所は無いか?」
「大丈夫で・すっ!」
最後の「す」に力を込めて俺を押し返してくる。
以下略
605
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:39:14.75 ID:c+4/7Sun0
「ちょ、お前ら酷くね!!? 俺の事放っとき過ぎだろ!?」
あぁ、赤城、いたのか。
まあ、何にしても早くここから出たほうがいいな。街にも敵が現れると知った以上、一度現れた場所からは出来る限り離れた方が良い。
以下略
606
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:39:40.36 ID:c+4/7Sun0
「嫌われてるに決まってんだろ」
俺は堂々と言ってやった。別に泣いてなんかいない、うん、本当に。
「………」
以下略
607
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:40:15.91 ID:c+4/7Sun0
だが最後まで返答は無かった。
上下の感覚が分からなくなって俺は尻餅をついた。視界が0になったのだ、それは見知らぬ土地で目を失ったのとなんら変わりは無い。
果ては本当に自分が地面を歩いているのかが分からなくなる。
以下略
608
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:40:47.81 ID:c+4/7Sun0
「―――――――――ッ!!!」
声が、聞こえた。
以下略
609
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:41:20.91 ID:c+4/7Sun0
「あぁ、ありがとよ」
傷つけたはずの腕に、何かを感じる。俺はそれを躊躇い無く地面に思い切り突き刺した。
地面が震える。そして、消える。
以下略
610
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:42:15.42 ID:c+4/7Sun0
「はは、とうとうお兄さんも幻覚を……ってなんですかこれ!!!!」
「おいおい、いきなり叫んでどうした? お前も幻覚か? ははは………って何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「お前ら……これに気付いてなかったのかよ…」
以下略
611
:
◆k4qYXRI5uY
[sage saga]
2012/05/17(木) 22:43:36.95 ID:c+4/7Sun0
つきあってくれてサンキュ。
じゃ、おつかれ。
612
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]
2012/05/18(金) 00:42:47.17 ID:XibyWRXYo
乙〜
>>611
先生の次回作にご期待下さい
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