過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.12
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884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/05(木) 23:14:47.56 ID:tDpmdeFDO
私は大きなため息と共に、
「・・貴方、やはりとんでもない馬鹿ね。」
今さらながらに率直な感想を伝えた。
「おぅ、褒めてもらえると嬉しいぜ!」
にっこりと笑うその顔色は屍のごとく土気色で、
一晩中あのデータに直面し続けた有様が容易に想像できた。

・・先輩は、いつもそう。

泣いている誰かを見るたびに、
死に物狂いになり、傷だらけになってのたうち回り、
・・いつも、最後にはさらりと笑ってみせる。

・・きっとこの馬鹿さ加減は
一生どころか死んでも尚、治らないのでしょう。

「ま、お蔭さまでかなり耐性は付いたぜ。■■■の■■に■■■■■を■っ■■てようが、
■■■■な■■■が■■の■■■に■■っ■り■■してようが全く平気になってきたよ。」

私の中で上昇した先輩の評価がいささか損なわれた。

「・・さわやかな顔で酷い単語を並べないで頂戴。
・・とりあえず貴方も変態だという事が良く分かったわ・・。」

「・・な!ひでぇ!止めて、汚いモノを見る目は止めて!」

「・・冗談よ。」・・クス

「・・でも、・・」
私はくるりと、出来るだけさりげない風に努めて回れ右をする。
「・・多少なりとも、感謝の気持ちがないでは、ないわ・・」

「はいはい、どういたしまして。」

「・・さぁ、行きましょう・・先輩。
貴方のおかげで、彼岸の崩落は妨げられたわ・・」

「ああ、そうみたいだ。」

私は先輩のほうに出来るだけ、赤らんだ顔が向かないように努めながら、
ふたたび、部室へ歩みを進めはじめた。

・・後の心配事は、日向への誤解を解くことと、・・そうね、やはりあのヒトの心配かしら?


〜〜〜で〜〜〜

あの(狂った)ヒト「部員の先輩がたが皆様目覚めちゃったのっ!?すごい、すごいわッ!
これで名実ともにゲイ研の誕生ねッ!?
や、やっぱ真壁先輩総受けの流れかしらッ!?
いやいや高坂先輩肉便●ルートッ!?
ウオオオオみwwなwwぎwwっwwてwwきたwwwwwwwwwwwwww」


〜〜〜〜で、〜〜〜〜


「姉さま、姉さま。しつもんがあります。」

珠希は最近こんな具合に質問をぶつけてくる機会が増えてきた。

「なにかしら?珠希」

知的好奇心が旺盛な年頃なのだろう、私は年長の姉としてできる限り、
わかりやすくかみくだいて教えるように心掛けている。

「えっと、おなにい、ってなんですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「???」ワクワク

・・・・私は冷や汗を吹き出しながら、あっさり答えに窮してしまった。


【おわり】


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