過去ログ - 王様「おお!!ゆうしゃが次のレベルになるためには…」 ゆうしゃ「カットで」    
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3: ◆bYs74oxxCg
2011/11/30(水) 21:29:37.45 ID:ZxZkUE9zo
それはゆうしゃが16歳になるたんじょう日の事だった…

「おきなさい、おきなさい わたしのかわいいゆうしゃや。」

「おはよう、ゆうしゃ、もう朝ですよ。」

「今日はとても大切な日、ゆうしゃが王様に旅立ちのゆるしをいただく日だったでしょ」

「この日のためにおまえをゆうかんな男の子に育て上げたつもりです」

ゆうしゃ「はいはい」

「さぁ、母さんについていらっしゃい」

「ここからまっすぐいくとアリアハンのお城です。」

「王様にちゃんとあいさつするのですよ、さあ いってらっしゃい。」

ゆうしゃ「分かってるってば」

「母さんはいつも帰りを待ってるわ、ここからは一人よ」

ゆうしゃ「だーかーらー」

ゆうしゃ「(そういえば旅に出ればあいつともう会う事もないのか…)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ゆうしゃ「(けどあいつを危険な目に遭わせていいのか、いや 無理には誘えないな)」


遊び人「行ってきまーす、叔母さんー!! 叔父さーん!!」

隣の家から少年が出てきた




遊び人「おおーい、ゆうしゃー ちょっと待ってー!!」

ゆうしゃ「おお、遊び人じゃないか、すまないが――」



遊び人「旅に出るんだって、僕もついて行きたいんだ」

ゆうしゃ「それは…しかし…」

遊び人「魔王を…倒しに行くんでしょ」

遊び人「一人で行くのは卑怯じゃないかな」

ゆうしゃ「――遊び人  すまない…ひょっとしたら旅の最中では死ぬかもしれない、それでもいいのか」

遊び人「死なないように頑張るさ、兄さんに会うまではね」

ゆうしゃ「やっぱりお前、あの時の事を…」

遊び人「ゆうしゃには関係無いよ、僕の問題だ、さあさあ 王様に会いに行こうよ」

ゆうしゃ「…」


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