過去ログ - 女侍「働きたくないでござる! 絶対に働きたくないでござる!」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage saga]
2011/12/03(土) 16:04:46.33 ID:YI4xFZu30
《ザ・グレート大絵戸メガシティ》

男「……うわ」

 絵戸に足を踏み入れた俺を待っていたのは、とにかく沢山の人、人、人。
 老若男女様々な人達でごった返す絵戸は、まさしくこの国の中心都市だけはあると思わせた。
 駆け足で急ぐ、おそらくは会社勤めの侍や、売り子か何かのアルバイトをしている町娘。
 軒先で《モビル将棋》を楽しむ老人たちなど、本当に色々な人がいる。
 しかし何よりも驚いたのは、これだけの人がいてなお、皆の顔は一様に輝いているということ。

男「絵戸は、すごいなあ……」

 そんな陳腐な感想しか抱けなかった。
 だが、俺もいずれはこの街で暮らすことになる――というか暮らさねばならない。
 職がないということはつまり、生きていく術、糧を得る手段がないということ。
 ずっと家に引きこもっているわけにはいかないのだ。故に!

男「よし、まずは住む場所の確保から始めよう!」

 気合いを入れ、一歩足を進める――と同時に。


                    グゥゥゥ

男「……その前に腹ごしらえしよう……」

 往来で腹を鳴らすなど……! 

 気恥ずかしさを覚えながら、俺は何か軽い食事が摂れる場所を探した。


※《モビル将棋》
将棋の駒に脳電波受信チップとマニピュレーターを取り付けたもの。
脳電波送信ヘッドギア《ちょんまげ-02》を装着し将棋をプレイすることで、駒が思った通りに動いてくれる。
ザ・グレート大絵戸メガシティのシニアたちに絶賛流行中の逸品。


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