過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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23: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2011/12/10(土) 19:16:27.55 ID:muetwuoBo


『レディースアーンドジェントルメン!! 今日はみんな良く集まってくれたぜい!!』

土御門の声が、マイクによって会場中に響きわたる。

ここは第三学区のとある巨大ホール。元々は学園都市の新技術の一部を一般に公開するための展示会などに使われる場所だ。
今日はここに丸テーブルをいくつも並べて、立食パーティーのような形にしていた。
ざっと見渡すかぎり、来場者は百人は超えているだろう。おそらく、インデックスとほとんど関係ない人間も来ている。
前日に上条が思いついたインデックスのお別れ会だったが、なんとここまで大々的なものとなっていた。
土御門の力をなめていたというのが、上条の正直な感想である。

ちなみに、これもどこから仕入れたのかも分からないのだが、土御門はスーツやらドレスやらを事前に来場者全員に支給するといった事もしていた。
普段スーツなんて着ない上条は、慣れない服装に落ち着かない。それは何も上条だけというわけではなく、クラスメイト達もみんな似たようなものだった。
その中で、前の舞台の上でマイクを持って話している土御門のスーツ姿が妙に似合っているのがなぜか悔しい。

(つかなんでお別れ会なのにイギリス清教のメンツとかもいるんだよ……)

いくつかのテーブルを陣取っているイギリス清教。
その中には二メートルを優に超える長身赤髪不良神父やら、ジーンズをぶった切った奇抜なファッションに身を包むお姉さんやら、なかなか目を引く人物も揃っている。
おそらく土御門の支給した正装を着ないでいるのも目立っている一因であるのだろうが、神裂火織に支給された正装というものが堕天使エロメイドだという事実などを知ったら仕方ないと思われるだろう。

『まずは今日の主役、インデックスに挨拶してもらうぜい!』

「えっと、これどうやって使えば良いのかな?」

土御門の言葉と共に壇上に上がって来たのは、今回の主役であるインデックスだ。
その服装はいつもの修道服ではなく純白のドレスであり、パッと見るとまるで花嫁衣裳のような印象も受ける。
正直、上条も初めにそんなインデックスの姿を見て多少ドキッとしたのだったが、何とか外に出さないように誤魔化した。
何だか素直にそう言うのが悔しかったのだ。



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