過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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45: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/01/06(金) 22:01:37.57 ID:1U9rs9Uoo

滝壺の問いかけに口ごもるインデックス。
明らかに答えにくそうに俯いているその様子は、まるで学校で教師に叱られているようにも見える。
だが滝壺の方も何も責めているわけではない。
その真剣にインデックスを捉えるその目からは、彼女のことを想って向き合ってくれていることが分かる。

「……インデックス?」

「はいはい、お前はちょっと静かにしてようぜ」

「むぐっ!?」

上条は彼女に助け舟を出してやろうと思ったのだが、浜面に捕縛されてしまう。
そんな浜面の行動の理由は全くわからないが、そこまで抵抗する事もないので大人しくしておくことにした。

――その一方で、何か妙な胸騒ぎを覚える。

次にインデックスが紡ぐ一言。

それが何か大きな分岐点であるかのように。
その一言でこれからの二人の道を大きく変えてしまうようで。


「私は」


インデックスの小さな唇が動く。
その声は決して大きなものではなかったが、上条達には良く届いている。
まるで、ここの空間だけが周りから切り離されたかのように。

上条はゴクリと喉を鳴らして、彼女の次の言葉を待つ。



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