過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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5: ◆ES7MYZVXRs
2011/12/04(日) 14:16:17.41 ID:McvQY9qko

突然、部屋に上条の笑い声が響き渡る。
先程までのシリアスな雰囲気はどこへやら。心なしか部屋全体も暖かくなったような感覚さえも覚える。
ついさっきまで表情を見せようとしなかった上条も、今は少年らしい無垢な顔で笑っていた。

そうやって急に戻ってきた日常。
インデックスはそれについていくことが出来ずに、少しの間ポカンと口を半開きにして呆然としていた。

そしてふつふつと湧き上がる感情。
それは以前同じような光景を見たような気がするといった、デジャヴとも呼ばれるもの。
加えて七つの大罪の一つにもあげられる一般的なもの……憤怒であった。

「……とうま」

静かに、それでいて力のこもった声が、上条家の地を這う。
これは襲いかかる前に、最低限の説明くらいはしてやろうというインデックスのなけなしの情けだ。
まぁそれでも肩などは先程とは別の理由で震えており、怒りは隠しきれていないのだが。

しかし、それでも気付かないのがこの上条当麻という人間である。

「いやー、成長しませんねインデックスさんは! 前にも同じような事やったじゃねえか!」

「大体お前ちゃんと一人で起きられんのか? それにもう浴槽ぶっ壊したりすんなよー?」

「上条さんはむしろお前が心配で心配でたまらないですよ。これが親の気持ちってやつか?」


「と・う・ま!!!!!」


「は、はい!!!」



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