過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2013/01/02(水) 14:20:43.78 ID:u+C4ShB6o
午前中に上条達は宿に到着した。
予想していたのよりは遥かに立派な所で、純和風の風流のある旅館だった。
部屋は二階にあり、四人部屋にしては大きく、これなら思う存分枕投げとかできそうだ。
やはりまだ、上条にはそういった修学旅行チックなものは諦めきれない。
窓際には肘あて付きの立派な椅子が二つとテーブルがある。
夜はここで夜景を見ながら酒なんかを飲むのもいいかもしれない。まぁ未成年なのだが。
夜景といっても山しか見えないので、主に星空を眺める事になりそうだ。
程なくして、部屋には男四人が集まった。
上条、一方通行、浜面、垣根だ。
「か、垣根……お前本当に来てたんだな」
「おぉ、浜面。今回の件じゃ会わなかったが、お前もお前で動いてたんだっけか。久しぶりだな」
「お前は相変わらずみたいだな」
「はっ、俺が心を入れ替えて慈善活動でもしてると思ったか?」
垣根はそう言って笑うと、今度は上条の方に顔を向ける。
「よう。何発かぶん殴りたい気分か?」
「旅行に来てまでんな事しねえよ」
「甘いな。こいう時は思う存分ボコボコにして相手に分からせたほうがいいぜ? 二度と同じ真似をさせねえようにな」
「ボコボコにしたところで、お前は懲りねえだろうが」
「……まぁ、それもそうだな。つまんね」
「おい、こンなメルヘン野郎にいちいち構うことはねェ。こいつはただ暴れたがってるガキだ」
「んだとコラ」
早くも一触即発的な空気に包まれる。
上条は溜息をつくと、
「おいやめろって。こういう時くらいのんびりいこうぜ」
「ちっ、こンな奴の監視押し付けられてのンびりもクソもねェよ」
「あー、そういう話になってんのか。つーか垣根は俺とか上条には別に恨みとかはねえだろ?」
「あぁ。俺がぶちのめしたいのはとりあえずは一方通行だけだからな」
「くっだらねェ。なンでオマエがそンなに俺が気に入らねェか教えてやろうか?」
「あ? んなもん自分が良く分かって……」
「いや分かってねェな。初めに戦った時もそォだったが、オマエはある事に対してやけに突っかかってくる」
「……テメェいい加減な事言ってんじゃ」
「だあああああ!! 何ですぐそうなんだよ!! とりあえず外出るぞ外!!!」
上条はもううんざりして、頭をかきむしりながら全員を部屋の外へと追い立てる。
せっかくの旅行だ、こんなところで位バトルはなしでお願いしたい。
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