過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2014/03/04(火) 07:40:50.25 ID:4ipaVk6zo
「み、見くびらないでほしいかも。魔道書にだってそういう恋愛に関するものも……」
「なんだ、あの男に魅了系の魔術でもかけるつもりか?」
「そんな事しないってば! というか、どうしていきなりそんな話してくるのかな」
「本来私達くらいの歳の者のガールズトークというのはこういうものなのだろう? 暇潰しに読んでいた雑誌にはそう書いてあったぞ」
「それはそうかもしれないけど……」
「ちなみにアイツらのいざこざも恋愛関係だしな」
「えっ、とうま達の事!?」
さらっと言ってのけるショチトルに、インデックスは驚いてつい大声を出してしまう。
「ま、まさかとうまが本当にそっちの趣味があっただなんて……!」
「あー、いや、そういう意味じゃない。というかそんな疑いがある奴なのかアイツは」
インデックスは思わぬ大きな障害にわなわなと震えていたが、ショチトルが冷静に訂正する。
「エツァリが御坂美琴に惚れているのは知っているか? そして御坂美琴は上条当麻に惚れている。その辺りのごたごただ」
「……でも、それは夏に決着がついたんじゃなかったの?」
「あぁ。だが最近、大きな状況の変化があった」
「もしかして……私が関係しているのかな」
「間接的に、な。まぁ私がこの事について隠す義理もないから言ってしまうが」
「どうも最近、御坂美琴が上条当麻に告白してフラれたらしい」
冷たい風が通り過ぎ、体を撫でた。
周りの音が全く聞こえなくなり、ここだけ隔離された空間であるかのような錯覚を抱く。
インデックスは何も考えられなくなった。
頭の中は真っ白で、今見た事は完全記憶能力でも覚えられないのではないかと思ってしまう程に。
ただただ、呆然としていた。
何も知らなかった。
いや、知ることができなかった。
彼女の、美琴の様子を見ていれば、何か気付いても良かっただろうに。
その様子を、ショチトルは少し意外そうに見る。
「そこまで驚くことか? 御坂美琴が上条当麻に好意を抱いていた事くらいは知っていただろう?」
「……うん、それは知ってたんだよ。でも断るだなんて思わなかった」
「なぜ?」
「だって、とうまはみことの事を凄く良く想っているんだよ。いつも信頼してるし、感謝してる。断る理由なんて……」
「相手のことを良く想っている上でも、断る理由はあるだろう。他に好きな奴がいる時、とかな」
「…………」
「私から見れば、それはどう考えてもお前だとしか思えないが」
「それはないよ」
ハッキリと、言う。
それだけ、強く伝えたい事だったからだろうか。
それとも。
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