過去ログ - 吹寄「安価をやればいいのね!」 姫神「みんな協力してあげて」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)[saga]
2011/12/06(火) 22:59:47.62 ID:sgr4XvzEo

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 月曜日とは、週の初めということもあって大抵の学生はだるい顔している。
日曜日に遊んで疲れのとれてない者や、昼夜逆転した者なんてのは尚更だ。
普段ならそんな生徒に対して、呆れる顔をしているのが吹寄なのだが、
今日に限っていえば、他のクラスメイト以上にだるそうな顔して昼食の弁当を食べていた。
向かいには、いつも弁当を一緒にしている姫神がいたが、彼女でもこの吹寄に声をかけるのは難しい。
姫神はそう判断すると、無理に話しかけるのではなく、いっそう何も気にかけずに弁当を食べることを選択した。

 姫神が昨日の残りのハンバーグを箸でちぎっていた時だった、前からボキリっと木が折れる音が聞こえた。
ゆっくり吹寄の方を見ると、吹寄はおかずと一緒に箸まで噛み砕いていた。
姫神は慌てて椅子から立ち、吹寄の手を持つと、口から箸を引き離した。
それでも、吹寄はどこか遠くを見ている。


姫神「制理。しっかりして」


 姫神が軽く二度、吹寄の頬を叩くと、吹寄はそれに反応して体を震わせてから、
目をきょろきょろと動かした。



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