過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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389: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/14(水) 03:13:49.09 ID:NBSc6G9uo
堕女神「……」

サキュバスA「……最後の夜は、貴女とともに過ごしたいと、あの方は願いましたわね」

手を止め、堕女神は彼女の方へ目を向けた。
メインの肉料理の仕込みは終わり、後は焼き上げるのみとなっていた。

堕女神「そう……なります」

サキュバスA「あの方に取ってではなく、貴女にとっても、あの方と過ごせる最後の夜。……思い残さぬように」

堕女神「……はい」

サキュバスA「嗚呼、それにしても妬けてしまいますわ。……私達でも、女王でもなく、貴女を選ぶなんて」

大げさに謡うように節回しながら、くるりと背を向ける。
そのまま、厨房から出ようと歩を進めていく。

堕女神「………泣いて、いるのですか?」

サキュバスA「…まさか。貴女とも、あの子とも違いますもの」

堕女神「…そう、ですか」

サキュバスA「さて。晩餐の準備が整ったと知らせて参ります。……どうか、悔いを残さぬよう」

堕女神「はい。……よろしくお願いいたします」


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