過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
↓
1-
覧
板
20
636
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2011/12/19(月) 02:36:19.89 ID:IpKcrNbbo
魔王「ヤッテミルガイイ!」
吼えて、魔王は身を翻し、勇者へと駆けていく。
巨体に見合わぬ俊敏さで、踏み出すたびに床を砕き、大きすぎる足跡を残した。
先の雷撃で吹き飛んだ魔力の障壁を再構成し、全身を覆いながら。
この巨体、速度で突進を受ければ、今の勇者は間違いなく即死。
だが、勇者はその場から微動だにしない。
剣を頭上に大きく振り上げ、身をかがめて力を溜める。
刀身の光が、増幅していく。
強く輝いていく光は、脈打つように”大きく”刀身を覆っていく。
錯覚ではない。
実際に光が刀身を覆って、直視できぬほど眩しい、光の刃を構成していく。
光の粒が集まり、刀身と、勇者の周りで踊る。
蛍が舞うが如く集まり、徐々に刃を膨れ上がらせ、最終的に……勇者の身の丈を越す、光の剣となった。
勇者「――――っ!!」
雄々しく叫び、飛び上がり、頭上から光の剣を、魔王へと振り下ろす。
叫ばれたのは、この『剣技』の名前。
勇者にだけ扱える、雷光の剣技。
最高の剣技、そして最高の勇気を持つ者のみが扱えると伝えられる、伝説の剣。
―――そして決戦の場は、眩い光に包まれた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/289.44 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1323147951/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice