過去ログ - 女「we are…」 幼女「てらーざ!」 姫様「ゴースト。」
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137: ◆N1RGqRourg[saga, sage]
2011/12/16(金) 00:06:04.66 ID:2raG/6lo0

 少し時間は遡り…


 少年に声をかけられた少女は、自分達は以前に面識がないか?と訊ねた。

 少年は瞳を丸くし首を振ったが、その後に互いの名前を教えあい、
 そのせいで今、少女の雨宿り時の暇つぶしのように扱われてしまっているのだ。


少女「少年君も雨宿り?」
少年「うぅ…”くん”って、やめてよぉ……」

 今にも泣き出しそうな少年に、今度は少女が慌てる番であった。

 どこか嬉しそうに話し合う二人を眺めて、私は憂う。


―彼かと思ったのに…―


 少女以外には届かない声色で、そんなことをつぶやく。

 ―ふと窓の外を眺めると、どんよりとした雲の合間から、青い切り紙を散らしたように空が覗けていた。

少年「――…うだけど、通り雨だし、ちょっとの間だけと、思って…」
少女「うぇ〜?!あの土砂降りが今日中に止むのぉ〜?」



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