過去ログ - 女「we are…」 幼女「てらーざ!」 姫様「ゴースト。」
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160:ボクっ娘大好き ◆N1RGqRourg[sage, saga]
2012/02/01(水) 22:40:13.09 ID:2W3swdg00

―――――――。

 大きな大きな図鑑、
それを胸の前で抱え込み、未だ雨の臭いをのこす川原の道を歩く。

 ―今しがた出会った、同じ年頃の女の子を覗いながら。

少年「えっと……」
少女「う〜む…」

 少女はお腹を抱きこむようにまわした片腕に、反対の肘をのせて顎を押さえていた。
痛む太ももを隠すようにさすりながら、言葉を選ぼうと無理をして声をかける。

少年「み、見てもいいですから……だまらないで下さい……うぅ」

 目の前の少女は、進行方向に目も向けず、器用に横歩きのままボクをねめつけていた。
先ほどの「本当に男前だよねぇ…」 発言以来、ずっとこのままだ。

少女「へっ?!あ、あぁ!ごめんごめんっ!つい考え込んじゃった」

 破顔一笑――本でよくみる一節が、こういうことなのかと思わず感じ、柔らかなその笑顔に見惚れてしまう。

少年「――っ………はぁ…」
少女「えっ?!」

 自分でもわかるほど不自然な間呆けてしまい、その最中、”ボクもこんなに可愛ければ”と考えてしまい、吐息が漏れた。


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