過去ログ - 京子「アッカリーン」
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205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/12(木) 15:10:50.47 ID:+tysSFyX0
京子「まぁ、受験近いし、仕方ないよな」

綾乃「何が仕方ないのよ」

京子「ん?」

綾乃の声が聞こえたので視線を向けると、真横になんだか若干呆れたように溜息を吐いている姿があった。
手には参考書、その格好はまるで勉強しに図書室に来てるようだった。

綾乃「勉強しに来たんだけど」

京子「私の心の中を読むなよ」

綾乃「別にいいじゃない」

そう言って綾乃は後ろの席に座る。
心の中を読まれた気分の私としては、なんだか釈然としない雰囲気だった。
なんというか、綾乃が無駄に緊張しているように思えてならなかったし、なんで綾乃は私がここで勉強しているとわかったのか。
正直、努力している姿はあまり見られたくない性質なのだ。

京子「う〜ん」

なんだか人に努力してるところを見られるのは、なんというか恥ずかしいのである。
私という京子っていう人間は、そういう努力のしない楽天家として人の目には映っててほしいわけである。
まぁ、そういう願いが通用しないのは、多分あかりだけだと思う。

京子「って、なんで思い出すんだ」

また微妙なもやもやした気分になってきた。
こういうのは綾乃にちょっかいを出して解消しよう。そうしよう。

後ろの席を見るとなんだか勉強してるのかよくわからない顔で、参考書とにらめっこしてるように振舞っている綾乃がいた。
参考書が上下逆な時点で、一体何をしているのかっていうところだ。

京子「綾乃〜」

綾乃「な、ななな、なによ!」

なぜそんなに狼狽する必要があるのか、綾乃はなんというか見ていて楽しいな。




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