254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/02/21(火) 16:25:09.34 ID:4K10ejny0
―あかり―
こんなことしちゃいけないってわかってる。
分かってるけど……
あかり「二人ともうまくいってるみたいだね」
そんなことを言いながら、手を繋いで歩く二人の後を追っていた。
本当は会うことも、出会うこともないように家で静かにするべきだった。
だけど、それをさせてくれなかった人がいた。
結衣「うん、そうだね」
それが隣にいる結衣ちゃんだった。
朝、今日でもう終わっちゃうんだなって思ってたら、電話が掛ってきた。
結衣ちゃんからで、ちょっと買い物に手伝ってって言われたから、気分転換に良いかなって思ったところが間違え立ったって気付けなかったんだ。
結衣「あかり、怒ってる?」
あかり「……それなりに怒ってるよ」
結衣「ごめんね、でも買い物があるのは本当だからさ」
そう言って結衣ちゃんは笑って、その表情を見ながら早く買い物を終わらせられればいいかなんて思った。
あかりは、できれば杉浦先輩の恋路を邪魔したくないから、京子ちゃんと付き合えるようになってほしいって思ってる。
でも、結衣ちゃんがこんなことを考えるとは思えないから、誰かに頼まれたのかなって思った。
結衣「あかり、追うよ」
もう二人を追うことだけが目的になってる気がした。
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