過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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199: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/04/17(火) 00:15:10.57 ID:e+RZEc+B0

そして土御門は、あくまでも学園都市の学生としての視点から昨日の出来事を整理するように語り始めた。

朝起きたらベランダにこのシスターが引っ掛かっていたこと。
そのシスターが何かよく分からないことを言っていたこと。
とりあえずこの少女は何者かに追われてこの街に来たこと。
一応飯だけは食べさせ、その後は離れ離れになってしまったこと。
再会したときには、少女は追手に見つけられてしまっていたこと。
そして、何とかソイツは撃退したが自分はボロボロになったこと。

要約すると、大体こういうことだろう。自分が魔術を二度使ってその状況を乗り切ったこと以外については。
まぁその辺りまで小萌先生に説明する必要は無いし、絶対に知られたくはないし、彼女を巻き込みたくもない。
インデックスもその辺は同じ考えなようで、土御門が真実を言わなくても何も言わずに黙っていてくれた。
上条当麻は、昨日シスターからの話を聞いていることもあり納得はしていない。こちらは今は後回しだ。


「…なるほどー。そうでしたか。シスターちゃんも土御門ちゃんも災難でしたねー」

「私はもう慣れているから大丈夫なんだけど…」

「んー? ああ、乗りかかった船だしにゃー。あの状況で放っておく訳にもいかないし」

「でもでも、警備員には通報しなかったのですー?」

「あんちすきる? え、えーっとぉ…」

「最初は通報する暇も無かったし、後から連絡して来た頃には一通り終わっていたんで」

「そうでしたかー…。とにかく、二人とも無事で良かったのですよー」


とまぁ、一応は小萌先生に納得してもらえたか。もしくは科学の知識で何とかあの現象をカバーしたのか。
この際どちらでもいい。この場合、小萌先生に納得してもらうよりも彼女を圧倒してしまった方がいい。
ある程度以上に分からない知識を一気にぶつけることで、彼女の思考を一時的に止めてしまうのだ。
対応としては雑ではあるが、今はとりあえずこれが妥当だろう。彼女をこれ以上巻き込まないためにも。


「で、結局シスターさんはどうして追われていたのですかー?」

「へっ? えと、そのぉ…」

「ありゃりゃ?」


とか何とか考えてはいても、現実ではそう上手くはいかないものだ。



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