125: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/16(金) 20:19:12.03 ID:0CLrAeMro
マミはじっと播磨を見つめる。
何かを訴えている目。
(あの目、どこかで見たことがあるような)
少し考えたが、播磨は思いだせなかった。
「ところで巴、お前ェら何で夜中に歩き回ってるんだ」
「え?」
「よくよく考えたらそれが一番の疑問だ」
「いえ、別に」露骨に視線を逸らすマミ。
「オイ」
「そうですね、今日は遅いのでこれで帰ることにしましょう」
「おいちょっと」
「じゃあ行きましょうか美樹さん」
播磨が止めるのも聞かず、巴マミは美樹さやかを連れてどこかへと行ってしまった。
そのまま帰ったのならいいのだが、そうでなければ……。
(実際に話を聞いて見たが、何もわからねェ……)
夜の公園に一人取り残された播磨は、静かに唇を噛む。
つづく
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