205: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/21(水) 20:04:17.54 ID:KyaUPy36o
この日、播磨はアルバイトもないのでそのまま真っすぐ帰ろうとしていた。
しかし、部活動もしていないのに早く帰るのはもったいないと思った彼は、
またいつものように駅前をぶらつこうと思ったのだ。
運が良ければ鹿目まどかに会えるかもしれない。
そんなことは考えていなかった、といったらウソになる。
しかし、まどかに会えることが、必ずしも幸運とは限らない。
後に彼はそう感じることになる。
「あ、播磨さん」
「ん?」
彼は背後から呼ばれた声に振り返る。
「おう、暁美か」
そこには見覚えのあるメガネ姿の中学生、暁美ほむらがいた。
以前出会ったときと同じように、彼女はスケッチブックを大事そうに抱えている。
「どうしたんだこんなところで」
「播磨さんこそ」
「いや、今日はちょこっと買い物をして帰ろうかと」
「そうなんですか?」
「お前ェは?」
「私も買い物です。画材を少し買いに来ました」
「そうか、絵は続けてるんだな」
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