過去ログ - 魔法少女とハリマ☆ハリオ
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46: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/12(月) 20:42:04.15 ID:hgPiPApso

 疲れによる幻覚かもしれない。

 そう思った播磨は、再び元の道に戻ろうとした。

 その時、

「誰?」

 高い声が暗闇の中を通って播磨の耳に届く。

「ん?」

 振り返ると、先ほどまで誰もいなかったその場所に人影が見えた。

「……」

 目を凝らすと、公園の灯りに人の姿が照らしだされる。

「見滝原の制服……」

 以前、黒髪でメガネをかけた少女が着ていたのと同じ制服をきた少女がそこにいた。

 ただ、あのメガネ少女よりも背が高く、髪の毛も中学生にしては珍しい手の込んだ巻き髪
である。

「お前ェ、中学生だよな」

「そうですけど」

 妙に落ち着いた雰囲気で巻き髪の少女は答える。同じクラスの女子生徒たちよりも年下の
はずなのに大人びて見える、と播磨は感じた。

「こんな時間に何してるんだ?」

「あなたは先生か何かですか?」

「学ラン着た先公がいるかよ」

「そうですよね」

 そう言って少女は微笑んだ。



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