過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」
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831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/02/01(水) 21:42:37.80 ID:9XPXSzea0
勇者と女勇者は得物を構え、背中合わせに立っていた。

周りには数えきれないくらいの男達が剣を構えて立っている。
ざっと数えても30人は超えているだろうか。

二人は何も言わず周りの男達を睨みつける。

数秒の静寂。

勇者と女勇者は同時に相手に斬りかかった。
相手が剣を持っていると言っても、それはただのチンピラ。

勇者はある男を斬り裂き、女勇者は別の男を突き殺す。
それは本当に一瞬の事だった。

一人の男が女勇者の背後から斬りかかる。

だが勇者は一瞬でその男の背後に回り込むと男を一撃で仕留める。

二人はまた背中合わせになり、周りを囲む男達を見た。
お互いの呼吸が重なり、お互いの背中の温かさが伝わる。

弓兵は二階の制圧に行ったのだろう、ここにはいなかった。

つまり二人以外は全員敵という事だ。

勇者は邪悪な笑みを浮かべた。

周りが全員敵という事は単純に敵を全滅させればいいのだ。
これほど分かりやすい作戦はない。



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