過去ログ - 女勇者「頼む、仲間になってくれ!」黒騎士「報酬はいか程で?」
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121:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2011/12/23(金) 20:04:17.42 ID:qCNQwcF40

女勇者「兄上は『太陽騎士団』の従騎士だ」
女勇者「黙っていても、『征魔軍』には参加できるだろう」
女勇者「しかし…この『征魔軍』には綺羅星の如き名だたる戦士達が大勢参戦するだろう」
女勇者「そうなれば…如何に兄上が勇敢で優秀な騎士であっても」
女勇者「どれ程の武勇を見せようとも」
女勇者「名も地位もある戦士達の名声の中に埋もれてしまうだろう」

女勇者「だが……私に協力してくれるならば別だ」
女勇者「勇者の兄として、当代『九人の仲間』の一員として」
女勇者「その名は百代に残り続ける……」

女勇者「私は勇者だがロクに実戦も知らぬ未熟者だ」
女勇者「それに対し兄上は、従騎ながら、武者修行で幾度も実戦に参加し」
女勇者「しかもその度に武勲を立てて来た勇士だ」

女勇者「その力が……私には必要なんだ」

従騎士「……」

従騎士は、暫し静かに逡巡していたが、
意を決した顔をすると、女勇者と真っ直ぐに見向きあい、

従騎士「ともかく……どうするつもりなのかだけは聞いておきましょう」

と言った。
女勇者はその返答に顔を喜色に綻ばせると、
しかし直ぐに顔を引き締め直して、彼女の考えを兄へと告げた。



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