過去ログ - 月火「火憐ちゃんも、お兄ちゃんのことどうこう言えないよね」
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63: ◆/op1LdelRE[saga]
2011/12/20(火) 00:25:55.35 ID:NA3PzXhq0
「ちなみにその寝言の最中は、阿良々木くん、ずっと火憐さんを抱きしめていたらしいわ」
「……へ、へぇ、そうなんだ」
「それどころか、抱きしめながらずっと頬ずりしてたみたいよ。それはもう愛おしげに」
「いや、ちょっと待ってくれ、戦場ヶ原。まずは冷静になろう」
「えぇ、私は冷静だわ。ここまで心が冷たく静かなのも珍しいくらいに」
「そういう意味じゃなくて!」
「ちなみにこれが、その時の写真ね」

 開いた戦場ヶ原の携帯の、その画面一杯に広がる写真に映っているのは、確かにベッドの上で火憐を抱きしめて惰眠をむさぼる僕の姿。
どうやらその時、僕の夢の中では火憐がオスカル役だったらしい。こっちはまだ何となく納得できなくはないな。
しかしひどい写真だった。
客観的に見たら、間抜けそのものである。我ながら。
コメントする余力も申し開きの余地も、欠片すら残っていなかった。



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