過去ログ - さやか「あたしってバカだから、さ」
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33: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/19(月) 23:21:52.43 ID:z5QkT1TB0

ちら、とほむらの瞳が狼狽する二人を視界に捉えた。

「……埒が明かないわね」

残りは半数と少しくらい。
それ自体は問題無いが、二人への影響が心配になってくる。
万が一、怪我でもしてしまえば力を温存している意味も無い。

ならば、埒を明けてしまおうと。
ほむらが盾の中に収めている対戦車砲―――RPG-7に手をかけた、瞬間だった。

「なら……私が手を貸してあげる」

ぴく、と声にほむらが小さく反応する。

「え……だ、誰?」

その問いに、答えるかのごとく。

使い魔の群れの上空に、無数のマスケット銃が現出した。



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