51: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 20:57:47.90 ID:MlSMo+ZY0
垣根「本当か!?悪いけど少しくれないか?
昨日から何も食べてなくて腹減ってたんだよ」
姫神「うん…。でも味は保証しないから。」
52: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:00:58.21 ID:MlSMo+ZY0
垣根「いやいや、なんで弁当箱が出てくるんだよ?
まぁ、昼前だし不思議じゃねーが…」
姫神「いや?味はそこまで美味しくないかもいれないけど
食べないよりいいと思う」
53: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:03:20.88 ID:MlSMo+ZY0
垣根(手作りか……初めてかもな…)
垣根「…いただきます」
そういい一つのオニギリを手に取る
54: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:06:04.17 ID:MlSMo+ZY0
彼は昔から、level5であった
友達は愚か近づくものすらおらず、親でさえ彼を恐ろしく思い彼の前から消えてしまった
そんな彼は少し前まで暗部という学園都市に暗躍する組織に所属していた
55: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:08:53.59 ID:MlSMo+ZY0
56: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:11:14.17 ID:MlSMo+ZY0
彼は今まで手作りの料理なんて食べたことがなかった
いや、食べていたかもしれないが思い出せる記憶の中にはなかった
その人への情を込める料理、時には愛情を込める料理
57: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:14:32.36 ID:MlSMo+ZY0
「いや?」
そんなことを言いながら困った顔をしてきた彼女に負け
58: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:17:08.08 ID:MlSMo+ZY0
「うめぇ…」
垣根の最初に出てきた言葉は、驚くほどに震えていた
59: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:19:55.71 ID:MlSMo+ZY0
しかし、それはたった一つのオニギリによって決壊した
目からは涙を流し、鼻水をすすりながら食べていた
決して、米や塩がいいわけではない
60: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:23:33.82 ID:MlSMo+ZY0
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61: ◆qF/DctsjRY
2011/12/22(木) 21:26:26.83 ID:MlSMo+ZY0
楽しい
心からそう思えた
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