過去ログ - 結衣「ちなつちゃんに笑ってほしい」
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20: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:00:38.56 ID:EN9JwbNT0
ちなつちゃんはじっと私を見たまま、固まってしまった。
言い方がまずかっただろうか、そう考えていると、ふいに再起動したちなつちゃんが
「そ、それじゃあ!」と。

結衣「うん、なに?」
以下略



21: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:01:23.13 ID:EN9JwbNT0
正直なことを言えば、いきなり呼び方を変えるなんてこと、照れ臭くって
しかたがない。
せっかく冷め始めていた熱がまたぶり返してくるのがわかった。

結衣「……」
以下略



22: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:02:08.67 ID:EN9JwbNT0
ちなつ「私、びっくりしちゃってつい……」

結衣「びっくりって、ちなつちゃんが呼んでほしいって言ったのに」

ちなつ「そ、そうなんですけど……」
以下略



23: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:03:23.16 ID:EN9JwbNT0
お願いだから、泣かないで。
声にできない言葉の代わりに。

結衣「……ちなつちゃん、どうしたの?私に言えないようなこと?」

以下略



24: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:04:39.68 ID:EN9JwbNT0
そうしてる間にも、ちなつちゃんの目からはぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。
ああ、もうどうすればいいんだ。
そう思った瞬間。

ちなつ「……好きなんです」
以下略



25: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:05:13.16 ID:EN9JwbNT0
突然のことに、ただ戸惑うことしかできなくて。
ちなつちゃんの涙が、肩に置いた私の手を伝って畳の上に落ちた。
なんだか生ぬるいのか冷たいのか、わからなかった。

ちなつ「……なんて」
以下略



26: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:05:43.90 ID:EN9JwbNT0
ちなつちゃんが泣いていたのは、きっと私のせいだったのだ。
守ってあげなきゃなんて考えてたくせに。
ようやくわかった理由に、私は打ちのめされそうになる。

ちなつちゃんの「結衣先輩のことが、好きなんです」という真剣な声が
以下略



27: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:06:52.53 ID:EN9JwbNT0
―――――
 ―――――

あかり「結衣ちゃん、今日はあんまり元気ないね」

以下略



28: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:07:49.59 ID:EN9JwbNT0
京子「ちなつちゃんがいい!」

あかり「そんなっ!?」

あんまりあかりをいじめんなと京子をどつこうとしたけれど、なんだか今日は
以下略



29: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:08:25.46 ID:EN9JwbNT0
私は、そんなちなつちゃんになにを返せばいいというのだろう。
なにを、返せるのだろう。

京子「あーっ、ちなつちゃんをもふりたい!」

以下略



30:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/22(木) 00:16:38.27 ID:y0V3verAO
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