過去ログ - 結衣「ちなつちゃんに笑ってほしい」
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41: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:26:12.00 ID:6yvjOkBr0
私が言うと、ちなつちゃんは。
赤い顔のまま、こくんと頷いてくれた。
「これから先輩と私、恋人同士なんですね」と笑うその一瞬の間、ちなつちゃんの
表情が翳ったことに私は気付かない振りをして。
42: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:26:57.12 ID:6yvjOkBr0
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京子「あ、ちなつちゃん!」
43: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:27:38.97 ID:6yvjOkBr0
京子「まさかほんとに来るとは思わなかった、ちなつちゃん」
ぼそりと呟いた。
「え?」と聞き返すと、京子はちなつちゃんに触れられなくて手持ち無沙汰に
なったのであろう手をぶらぶらさせながら「だってさー」と言った。
44: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:28:04.48 ID:6yvjOkBr0
――――― ――
その夜届いたメール。
『件名:Re:
本文:先輩に付き合おうよと言われたとき、嬉しくて死ぬかと思いました。
45: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:28:56.73 ID:6yvjOkBr0
◆
家を出ると、ちなつちゃんがいた。
翌朝のことだった。
結衣「え、ちなつちゃん?」
46: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:29:37.73 ID:6yvjOkBr0
結衣「いつもの待ち合わせ場所で待ってれば良かったのに」
ちなつ「少しでも結衣先輩と二人きりになりたいんですっ」
結衣「そ、そっか……」
47: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:30:06.88 ID:6yvjOkBr0
ちなつ「やっぱり、なんでもないです」
そう言って、私の腕に絡めた腕の力をこれでもかっていうくらい強くして、
「行きましょう」と元気に歩き始める。
半ば引っ張られる形になりながらも、私は「そんなに強くしなくても離れないよ」
48:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/22(木) 12:52:00.31 ID:WRI0l1u/0
VIPで見てたよー
49:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/22(木) 19:01:42.48 ID:Bzxu64vlo
こっちに移ってたのか
完結期待
50: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 22:13:11.73 ID:MPNLDAnI0
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どうやら私は、またちなつちゃんを泣かせてしまったらしい。
「らしい」というか、実際そうなのだけど。
51: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 22:40:45.72 ID:MPNLDAnI0
◆
ちなつ「結衣先輩」
放課後、ごらく部がいつものように何事もなく活動を終了した直後、
控えめなちなつちゃんの声がして私は「うん?」と振り向いた。
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