過去ログ - 美琴「今日も平和ねぇ」一方「あァ」上条「だな」
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28:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/24(土) 12:27:52.00 ID:nyqCyOwf0

一方通行が呟いた言葉が聞き取れなかったのか、美琴は首を傾げた。
そんな美琴の頭を握られていないほうの手で撫でつつ、

「オマエは何が欲しいンだ?」

「えとね、えとねー・・・・・・。あう、はずかしいかも」

「・・・・・・? 恥ずかしいのか?」

「うん、はずかしいの」

美琴の言葉に要領が掴めなかったのか、一方通行は眉をひそめたものの特に追求はしない。
・・・・・・いや、本音を言うとさっさと聞き出してすぐにでもそれを買って夜中に美琴の枕元にプレゼントを置いてサンタさんしてー! とは思っていたのだが、いかんせんこの少女は頑固なのだ。この調子だといわないに決まっている。
なので。

「じゃァ、手紙を書くかァ?」

「おてがみ?」

きょとん、と可愛らしく首を傾げる少女に一方通行はああ、と頷いて

「とりあえず、伝えるためには手紙だ手紙。っつか、オマエはどうやってサンタさンにプレゼントを伝えるつもりだったンだァ?」

「え? えとね、・・・・・・こころのなかでおもう」

「サンタさンは読心能力者じゃねェンだぞ・・・・・・」

呆れたようにため息をつく一方通行に、美琴はちょっとむすっとした顔で

「なによう! おにいちゃんのばか!」

「おに・・・・・・っ、ば・・・・・・!?」

上条が現れる前の呼称を呼ばれたことによる懐かしさと、馬鹿といわれたショックさがあいまって言葉が詰まる。
それを見て勝ち誇ったように美琴は笑った。

「えへへ、あーくんのまけー」

「・・・・・・いつから勝負してたンだよ・・・・・・」

そんな二人を微笑ましいものを見るような目で周囲が見ているのは気がつかない。
薄暗くなった景色に、イルミネーションがきらきらと輝いていた。



とりあえずまた書いてきます。
・・・・・・小学3年生にしては幼すぎるかな、とか思ったり。


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