過去ログ - とある神父と禁書目録
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123:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/29(木) 22:55:38.37 ID:Tke7n+/c0


「けっ、結局、また、死んじゃうところで」

「ごめん。でも、結果としては生きてるだろう?」

「ばかぁっ……!」


声にならない唸りが喉の奥で牙を砥いだ。
存外分厚い胸板を小さな握り拳で叩いた。
ドンドンドン、トントントン、コンコンコン。
次第にノックの音が弱まっていく。


「…………………………ごめんなさい」


最後に姿を現したのは、牙を抜かれた小動物の掠れ声だった。


「し……死のう、として、ごめんなさい」

「ああ、まったくだ。悲劇のヒロイン気取りで、こんな大勢に迷惑をかけて。その点に
 関しては後でたっぷりお仕置きさせてもらおうか。返す返すも馬鹿な女だよ、君は」

「すているに、言われたくないよ!」

「ま、お互いさまということかな……『首輪』は、どうしたんだい?」

「さ、さっき、解除した」

「じゃあ……もう、死ぬなんて言わないな、インデックス?」




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