200:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:23:00.35 ID:VImMrTW10
「…………ずるいよ、すている」
201:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:23:34.26 ID:VImMrTW10
「断然、俄然、断々然。当然、ステイルだけのものなんだよ」
202:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:24:19.63 ID:VImMrTW10
――――られる、はずだった。
203:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:26:25.77 ID:VImMrTW10
「いいじゃないか別に、裸ぐらい。僕らはいずれ夫婦になると、お国にそう決められて
しまったんだから」
204:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:29:11.96 ID:VImMrTW10
インデックスはなるたけ穏便に聞こえるよう、慎重に種明かしを始めた。
インデックスを娘のように可愛がっていた『自動書記』は、いつまでたっても煮え切らない
205:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:32:01.13 ID:VImMrTW10
気付かれたと気が付いて、気が付けば古典的な擬音が口をついていた。
インデックスは『自動書記』の管理権限をとっくのとうに掌握している。
つまり、インデックスが彼女のささやかなイタズラを認識していなかったはずがない。
206:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:32:58.76 ID:VImMrTW10
だって、しょうがないではないか。
207:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:33:45.64 ID:VImMrTW10
「インデックス、君は、『自動書記』の所業を、この一年、何食わぬ顔で、被害者面をして」
208:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:35:27.17 ID:VImMrTW10
薄ずみ色の空を塗り変えゆく蒼は藍より青く、吸い込まれるような色をしていた。
斑を打つ浮雲は高く、堆く積み上がって霧の街に夏の訪れを告げる。
ロンドンではすっかりおなじみとなった絶叫が、天行く雲のその上まで駆け抜けた。
209:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:37:09.29 ID:VImMrTW10
いつの日か必ず終わる旅は、まだまだ続く。
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