273:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/14(土) 22:18:09.96 ID:TikXGamK0
清楚な修道服を娼婦のドレスよりなお淫靡なコスチュームへと昇華させる、
着衣の内側で窮屈そうに上下する双球。
美琴が芋虫さながらの粘っこさで長い指を這わせると、躍動する母性が瑞々しく弾けて
手のひらを押し返してくる。
あ、やばい、この感触癖になりそう。
「み、みこ、とぉ、んっ!?」
「……それにしてもほんとデカイ。デカすぎる。十年前は私と大差なかったってのに」
初めて会った日の事を思い返すと成長のない我が身が悲しくなる。
遺伝形質的には実ってくれたってよかったはずなのに。
美琴とインデックス、なぜ差がついたのか。
慢心・環境の違い、程度の要因に留まっていることを切に美琴は願った。
より先天的なファクターに起因する圧倒的戦力差だったとしたら立ち直れそうにない。
具体的には、人種とか。
「ちなみにアンタ、スリーサイズはいくつ? ブラはいくつ使ってんの?」
「えっと、92・59・93のF70……ってなに聞いてるのかな!?」
「わーお、ミニマムな身長と童顔に似合わぬむっちりダイナマイトばでー。
っていうかヒップの方が大きいの? どれどれ」
斥候部隊より伝令、敵増援を確認。
攻撃目標変更、とつげ――――
「謁見時間、残り一〇分です」
天を衝かんばかりに高く、夜より黒い影が立ち塞がった。
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