319:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:18:55.74 ID:ohsK8hW00
「ねえステイル。ステイルは私のきたない心の内を全部知って、それでも私を助けてくれたよね」
だとしても、インデックスはその大きくて小さい背中に必死で腕を伸ばすことを止めはしなかった。
320:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:19:41.30 ID:ohsK8hW00
ありったけの想いの丈は、余すことなくすべて言葉にし終えた。
インデックスはそれ以上余計な口を利かず、ランプの明かりは消さないままに寝台へと戻ると、
毛布の端を引っ張って頭から被り直した。
心地よい柔らかさが頬を擦る。
321:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:20:52.80 ID:ohsK8hW00
瞬間その声は、どこにも届かないのではないかと錯誤してしまうほどに、唐突に弱くなった。
思わず耳をそばだてる。
一言一句とて聞き逃したくはない。
彼の声ならいつまでも聞いていたい。
322:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:25:14.07 ID:ohsK8hW00
「僕にとって君はずっと、ずっと遠くの、絶対に手の届かない光だった。だから今夜夢に
見てしまったあの『IF』は、僕にとっては何か一つ間違えれば起こり得ていたパラレル、
ですらない。なぜなら、あれは」
323:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:26:56.81 ID:ohsK8hW00
インデックスは考える。
きっとステイルはこの先の生涯でも永劫、夢のような悪夢を見続けるはずだ。
なぜならステイル=マグヌスは、罪を引き摺ることを決意してしまった男なのだから。
324:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:27:45.99 ID:ohsK8hW00
「だけど今の私はここにいて、あなたっていうひとの一番なんだよ」
インデックスはステイルに、怖いなら叫んで欲しかった。
325:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:28:45.78 ID:ohsK8hW00
「わたし、すているのものだよ」
――――彼を悦ばせてあげたい。
326:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:29:55.53 ID:ohsK8hW00
肺が焼けるように熱い。
気管を通って口腔から飛び出した灼熱より熱い呼気を、彼の首筋にふぅと吹きかけた。
またもステイルの身体がピクリと跳ねる。
327:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/01/30(月) 23:31:03.36 ID:ohsK8hW00
寸止め……圧倒的寸止め……ッ!!
この>>1の最も好きなことの一つは、「わっふるわっふる」と書き込めば本番描写がくると思ってる連中にNOと断ってやることだ
まあ、ぶっちゃけ>>1が上手くエロを書けないだけなんですけどねー
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/01/31(火) 00:02:21.25 ID:okpMkyI/o
>>327
えるしってるか えろでいちばんむづかしいのは だいたいそこにいたるまでの かていだ
つまりなにが言いたいかというと、あんたなら書ける!
でもこれはこれでご馳走様ですた乙!
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