過去ログ - 食蜂「本っ当に退屈ね、この街は」
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22:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/25(日) 21:13:23.77 ID:c1MFS++20
佐天はその後も退屈な補習を、楽しい妄想をして乗り切った。時刻は12:00。
初春と12:20に、この中学校の前で待ち合わせしているが、まだ少し時間がある。

佐天(あー、あと20分暇だー)

佐天は携帯を取り出し、何か面白いことないかなーと検索をかける。とそこに、

「ねぇ涙子、今日遊べる?」

アケミが目の前に来てそんな事を言った。

佐天「ごめん。今日は13:00から約束があるんだー」

「そっかー。残念」

「まーた飾利とデートですか?ラブラブですなぁ〜」

アケミの隣にいたむーちゃんは少し残念がり、マコちんはからかった。

佐天「ち、違うよ。初春は好きだけど、それは友達としてであって、別に恋愛感情は///」

マコちん「何でそんなに必死になってるのー?そんな事分かっているよー」

佐天「もう!マコちんの馬鹿!」

むーちゃん「涙子はすぐムキになるからねー」

佐天「うるさいよ!」

アケミ「まあまあ落ち着いて。じゃあじゃあ、新しい都市伝説聞いたんだけど、聞かない?話のネタにもなるしさ」

佐天「マジで!?聞く聞く」

アケミ「じゃあいくよ。これは、とあるレベル4の『電撃使い』の実体験らしいんだけど」

佐天「う、うん」

アケミ「その人はね。ふと思い立ったの。夜の遊園地に入ってみたら、面白そうじゃね?って。
    で、ある夜それを実行したの。レベル4の『電撃使い』だから電子系のセキュリティは余裕で突破して、
    楽に侵入できたらしいの」

佐天はゴクリと生唾を飲む。

アケミ「それで、メリーゴーランド前に行くと、なんとメリーゴーランドの柱から人が出てきたの!」

佐天「え?もしかして、お化け?」

アケミ「違うよ。それは紛れもなく人間。で、その『電撃使い』は柱に近付いて、人が出てきた辺りを調べたの」

佐天「で、で?」

アケミ「すると柱の一部が襖みたいに開いたの。そう。その正体はエレベータだったの!」

佐天「え?意味わかんない」

アケミ「初めて聞くと、分かんないよね。それでその『電撃使い』は怖気づいて、そのまま帰ったらしいわ」

佐天「え?終わり?いや、確かにミステリアスな話ではあるけど」

アケミ「よーく考えて涙子。エレベータがあるってことは、どう言う事だと思う?」

佐天「……あー!」

アケミ「そう。エレベータがあるってことは、地下に何かあるってこと。
    これが都市伝説『学園都市に眠る!?超古代都市アトランティス!!!』だよ」

佐天「す、凄いよ!今までの『脱ぎ女』とか『どんな能力も効かない男』とは規模が違う!」

アケミ「でも規模が大きすぎて、逆に嘘臭いけどね」

佐天「でもインパクトはすごかった!いい話のネタになりそうだよ」

と佐天が感謝を表明していた時、彼女の携帯が震えた。
メールが届いたのだ。初春から『もう12:30ですよ!何やっているんですか!』と。


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