過去ログ - 食蜂「本っ当に退屈ね、この街は」
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42:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/25(日) 21:44:49.84 ID:c1MFS++20
垣根(今のは一体……)

垣根自身にダメージは無いが、ガードを実行した翼がバラバラになってしまった。

「まだやりますか?」

いつの間にか、常盤台の冬服を纏った1人の少女が食蜂の側にいた。
身長は推定130cmほどでかなり小さく、痩せ細っている。
手入れされていない感じの紫色の髪の毛は肩ぐらいまであり、目は虚ろだ。

垣根「なんだテメェ」

少女「その質問に答えたところで、垣根様にメリットは無いと思われますが」

垣根「俺の名前を知っているのか。食蜂の味方をするのなら殺すが」

少女「あなたごときに、それが出来ますかね」

レベル6であり学園都市第2位でもある垣根に対して、少女がやたらと強気なのは、
先程の得体のしれない『何か』をして、彼の翼を破壊した超本人だからだろう。

垣根「俺も随分となめられたもんだなぁ」

少女「一度死にかけていますしね」

垣根「うざいな。死ね」

少女の後ろに一瞬で回り込んで『未元物質』の刀を左から右に水平に振るう。
強度は核シェルター以上、切れ味は500年もの業物を超えるレベルの一閃。それを少女は左の裏拳で迎え撃つ。

垣根(もらった!)

しかし垣根の考えとは裏腹に、何の変哲もない少女の左裏拳は『未元物質』の刀を易々と打ち砕いた。

垣根(なに!?)

少女は左裏拳からの回転の勢いのまま、右拳を繰り出す。
それは傍から見れば、何の変哲もないただの拳。しかし垣根には“視えて”いた。
少女の腕に渦巻いている、紫色のエネルギーを。

垣根(――!)

相殺――できない!本能的にそう感じ取った垣根は、迷わず後退した。


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