過去ログ - 食蜂「本っ当に退屈ね、この街は」
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528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/24(日) 13:31:53.07 ID:nwu7Q75z0
絹旗「よし。とりあえずまあ、超追い出しますか」
絹旗が割と本気で窒素を纏い、二人に殴りかかろうとした、その時だった。
コンコン、と部屋のドアがノックされた。
絹旗(これはチャンスです!)
間違いなく寮監だ。ここで二人の不埒な様子を見てもらえば制裁が下されるだろう。
考えてみれば、心理定規がお仕置きされているところは見た事がない。
これは面白いものが見られるかもしれない。
絹旗「はい!絹旗異状なしです!」
寮監「そ、そうか」
ドアを開けて勢いよく叫んだ絹旗に、寮監は若干引きつつ、
寮監「ふむ。二人とも異状はない様だな」
絹旗「へ?」
いやいや。
どう見たって同室の心理定規さんは不純異性交遊真っ盛りなはずですが?
そう思いつつ振り返った絹旗の前には、確かに心理定規しかいなかった。
絹旗「まさか……」
『未元物質』をうまく使って、隠れたのか、逃げだしたのか。
とにかく言える事は、垣根達に制裁は下されないという事だけだ。
絹旗(ぐぬぬ……超ムカつきます!)
結局、疲れているところに不快になるいちゃいちゃを見せつけられただけか。
絹旗は怒りを抑えつつ、まだ自分が犯したミスには気付いていなかった。
寮監「ん、絹旗お前……」
絹旗「超何でしょうか?」
寮監「寮内での能力使用は禁止だが?」
絹旗「あ」
怒りで窒素を纏っていたことと解除する事を忘れてしまっていた。
寮監「覚悟は良いな?」
絹旗「い、い」
いやあああああああああああああああああああああああああああ!
と絹旗の悲鳴が響き渡った。
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