過去ログ - 食蜂「本っ当に退屈ね、この街は」
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81:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/25(日) 22:58:26.59 ID:c1MFS++20
御坂「私って、本当に駄目ね……」
御坂美琴は涙を流しながら、病院の屋上に居た。
御坂(もう……無理だわ……)
なんたってこうも自分は情けないのだろう。戦争の時は侍女に完敗した。
天使達相手にも自分だけの力では勝てず、たくさんの人を傷つけ守り切れず死なせ、挙句の果てには殺されるところだった。
自身のクローンも全て殺され、最愛の人を射止める事も叶わなかった。
そして今回の食蜂の一連の陰謀に関して、自分は青髪の少年に負けた。
その上洗脳され、シスターとロリ教師に危害を加え、あの馬鹿と対決させられ、双方とも死にかけた。
そのせいで眠っている間に学園都市の状況は一変。
大切な後輩である白井黒子を失い、初春や佐天などの友人達も失った。
何一つ守れていない。自分は今まで何をやっていたのだろうか。
レベル5の力が何だ。今回の場合はその力のせいで、寧ろ傷つけてしまった。
ここまでやられといて、結局は抗う事も出来ない。1万の脳を統べただけの木山春生にすら電池切れまで追い込まされた。
200万の脳とリンクした食蜂と200万のレベル5能力者達。どう考えたって勝ち目はない。
さっきあの馬鹿には2択と言ったが、実際はやられるだけだろう。己の無力さが恨めしい。
そう言えばあの馬鹿は、突然の報告で気が動転していたのか、シスターやロリ教師のことは聞いてこなかった。
まあでも、自分もその2人の行方は分からないし、そんなことはもうどうでもいい。
御坂(あの馬鹿は止めてくれたけど……死のう……)
電磁力を操って、フェンスをさも当然のように歩いていく。
御坂(どうせ世界は滅亡するし、いいよね……)
フェンスを越え、頭から落ちて行く。そして――
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