149:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:23:26.29 ID:4PHCwqlYo
「う、それは確かにそうなんだけど、マミさん銃であたし剣だから、どうにもよく分かんなくって」
「槍と剣も全然違うっての」
150:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:24:39.70 ID:4PHCwqlYo
確かにマミさんとは、余りにもタイプの違う魔法少女だったようだ。
震える声を自覚しながら、それでも否定したいその一言に、子供のように抗う。
151:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:26:43.23 ID:4PHCwqlYo
電話の向こうは完全にパニックに陥っていた。
声の主は間違えようもないが、その慌てようは、何かの間違いであって欲しいくらいだった。
152:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:27:27.33 ID:4PHCwqlYo
「もう一個頼みがあるんだけど」
「お断りだ」
153:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:28:59.36 ID:4PHCwqlYo
走っても走っても、周囲の光景は変わっていかない。
時間はないのに。
こうしてる間にも、マミさんやまどかが、ピンチに陥っているのかもしれないのに。
154:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:30:19.10 ID:4PHCwqlYo
頭に血が昇るのがはっきりと分かる。
どうやらこの子は、とても協力なんて仰げる子ではなかったらしい。
そう言えばマミさんも、あたしを止めようとする素振りを見せていたと思う。
あたしが傍にいれば、こんな子に会いに来ようと思わなければ、こんな事にもならなかったかもしれないのに!
155:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:31:31.55 ID:4PHCwqlYo
「ほら、もう着くぞ」
「ちょっと、こ、これどうやって降りるの?」
156:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:32:21.74 ID:4PHCwqlYo
「――――――――――――寝てろバカ野郎ッ!」
157:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:33:47.88 ID:4PHCwqlYo
聞くも何も、今言った以上のことはないんだけど、と不思議そうに首を傾げるキュゥべえ。
これ以上は時間がもったいなく感じて、結界へと足を向ける。
回りには恐らく魅了されたらしい一般人が大量に眠っている。
その中には恐ろしい事に、仁美の姿もあった。
158:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:34:51.06 ID:4PHCwqlYo
「んだよ、連れて来たのか」
159:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:35:29.87 ID:4PHCwqlYo
そう言い捨ててまた飛んでいく。
その動きを目で追うのもやっとだったあたしは、確かに今は足手まといなのだろう。
悔しいが事実だから。
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