157:以下、あけまして[sage saga]
2012/01/04(水) 00:33:47.88 ID:4PHCwqlYo
聞くも何も、今言った以上のことはないんだけど、と不思議そうに首を傾げるキュゥべえ。
これ以上は時間がもったいなく感じて、結界へと足を向ける。
回りには恐らく魅了されたらしい一般人が大量に眠っている。
その中には恐ろしい事に、仁美の姿もあった。
その事実は強烈なショックだったが、しかし、気絶しているという事は今は大丈夫だろう。
だが逆に、一刻も早くこの魔女を倒してしまわないと、目を覚ましたら何をするとも分かったものではない。
まどかをそんな場所に放っておいていいものか、少し悩んで。
「……連れて行こう」
背にまどかの小さい体を抱え、半ばまで黒く濁ったまどかのソウルジェムをしっかりとしまった。
その軽い軽い体は、だけど重くあたしの両肩に圧し掛かる。
「しっかりしろ、あたし」
あたし一人の命じゃないんだから、絶対に死んだりできないからね。
そう言い聞かせ、置いていかれたかと心配しながら、結界へと侵入して行った。
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