212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:22:59.30 ID:UYdO573Zo
到着したマミさんの家で出迎えてくれたのは、見たことのない女の子。
さも当然のように振舞うその様子に、一瞬だけパニックに陥ってしまう。
「ああ、来たのか」
「え、あれ、わたしここ」
「大丈夫、ここマミさんの家で間違いないから」
「古い知り合いでな。ちょっと居候させてもらってる」
「マミさん、いますか?」
そのパニックはすぐに落ち着くけど。
ああ、いるよと返る声が、どこか重い。
その子の表情にもまた、翳りがあった。
胸を締め付けられる悪寒に耐えながら、いつか歩いた廊下を自分の足で進む。
進む内に、わたしの胸にホムが飛び込んできた。
「にゃーお」
「ごめんねホム、しばらく会いに来れなく、て」
その名前を発すると同時に、何か突き刺されたような痛みが脳髄に走った。
それはきっと、わたしの記憶に関係する何かに違いないのだけど、今はそれよりも確認しなきゃいけないことがある。
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